腐朽した柱の交換

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【腐朽した柱を抜いた接合部】
先週末は土日連続で現場に行き、大工さんと一緒に作業を行った。

これまでブログのアップはできるだけ当日中にするようにしていたが、作業して帰宅後は体も頭も機能停止状態。

で、日曜日の作業を今日アップすることに。

この日は母屋で一番雨漏りのひどかった箇所の柱を入れ替える事にした。
この柱、三方から横材が組み合わさって接合されているので加重もそれなりにある。
おまけに軒桁の片方は腐朽がひどく、作業途中に大工さんの上に落ちてきてしまった。

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【交換した柱】
写真では105mm角の柱が入っているが、ここの柱は実は四寸角(120mm角)で、日曜日で材料が手には入らず、とりあえず用意してあった柱で屋根が落ちてくるのだけを防いだ。

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【仮養生】
次にここにかかれるのがいつになるかわからないので、とりあえずブルーシートで塞いでおくことにした。

ここは材料を用意して基礎からやり直す必要がある。

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【東側トイレの解体】
こちらの棟も全解体せず屋根だけ残して下を通過できるようにした。

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【北側から】
写真では合板で塞いでいるが、ここも敷地内を南北に通り抜けられるようになった。
この辺りを給水管が南から北に通ることになるので、次は給排水の計画をたてたい。

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【十畳の離れの天井裏へ】
夕方近くなってあらたな作業にもかかれないので、以前から気になっていた十畳の離れの天井裏の確認をしてもらうことにした。
以前、押し入れの天井板を押し上げると天井裏が見えずに土璧しか見えなかったが、その土壁の上部から天井裏に侵入できることがわかった。

ここから先は身軽な左官職人(今はこの現場の施工管理者でもある)の松田さんの出番で、以下は松田さん撮影の写真を拝借した。

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【初天井裏】

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【天井板の上の土埃】

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【天井裏への入口方向】
松田さんには瓦の上からと下からとで確認してもらった。

現在進行中の雨漏りはなさそうだと言うことでひとまず安心。

蜂の巣や小動物の骸もなかったようだ。

この棟はこのままそっとしておきたい。

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雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。

離れとの接続部の解体

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【雨漏りによる腐朽箇所の補強】
今日も朝から暑い。お盆も過ぎたがまだまだ酷暑の中、大工さんに来てもらっての作業開始。

接続部の解体を始める前に屋根の加重が利いている離れ側の柱の根元が腐朽しているので、新しい柱を添えて設置した。

今日の作業をDIYでやる計画では、単管パイプを屋根の下にフレーム状に組んで屋根を補強し、瓦を下ろしてから上から下に解体していくつもりだった。

この方法だと屋根瓦を下ろしてしまった後の両側の建物側の屋根部分の雨仕舞いも同時に考えないといけないが、今回は屋根を残して下を通れるようにだけする。

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【南側から解体開始】
チェーンソーやバールを使って床や土壁を落としながら解体作業は進む。

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【北側からも解体開始】
右下に写っている丸い穴はトイレの便槽(このブログを見ながら食事をされてる方はいないですよね)。
木の桶が埋まっている感じだ。

両側から解体が進んで、やっと貫通。

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【南側が見える】
こちらも軒桁を支えていた柱の根元が危うかったので、新しく柱を入れて古い柱は取り除いた。

風も通って気持ちいい。

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【南側からも北側が見える】
これで母屋と離れの間の風通しが良くなっただけでなく、敷地内の南北の移動が母屋内を通らなくてもよくなった。

なので廃材や材料の運搬の効率も良くなり作業がやり易くなる。

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【北側吐き出し窓部の柱】
今日、もう一つ手を着けてもらった作業がこちら。

この柱の根元に突き当たっていないといけない敷居が柱から離れている。

いや、正確には柱が外側に逃げている。
これを元の位置に戻す方法を思案している。

この柱も蟻害が酷い。新しい柱に交換するのも大変だとのことだ。

さぁどうする。
続きは明日。

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廃材の処理

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【廃棄木材】
北の倉庫の足元に埋もれていた木材類。
再利用できそうなものはほとんどない。
かと言って、このような廃材をすべて業者に引き取ってもらうとなるとそれなりの金額になる。

伊那谷の古民家再生の野人さんの所のように薪ストーブや、薪ボイラーがあれば燃料の足しになりそうなものはあるんだが。

この類のものはこれからいくらでも出てくる。なんか良い手はないものか。

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【古瓦の山】
こちらは廃棄業者にも引き取ってもらえない代物。
再利用するのも適切な方法とも思えない。本来の使い方ではない再利用を考えるか。

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【金物類】
こちらは物によっては無料で引き取ってもらえるかもしれないが、できれば現場の同類の物を一括で処分したい。

他にも処分に思案しているものがまだまだある。

古民家再生の初期段階は捨てるものと再利用するものの仕分けと、仕分けたものの処分に追われる。


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屋根の補修と屋内の解体

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【瓦屋根の補修】
今日も酷暑の中、京口左官工房の松田さんと屋根の上。
少しでも涼しいうちにと、屋根に上がったが、既に暑い。

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【棟の瓦の補修】
本当は葺き替えた方が良いのだろうけれど、今はそこまで手(資金)がまわらないので、とりあえずの補修でしばらく待っていてもらいたい。

で、今日の本題。
離れとの接続部の解体の前に、離れ側の開口部の柱の補強をする事にした。

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【離れとの接続部の柱】
この部分は雨漏りがひどく、白蟻の餌食になっていた。

この柱に添える柱のための束石を置くことに。

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【設置した束石】
次は大工さんの出番だ。

ここで昼になったが、午後からは母屋の北東部の内部の解体を行うことにした。

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【仮設トイレ設置場所の解体】
まずはこの辺りにあった小物類を北の倉庫に移動させて、以前から目障りだった新建材をはがしていくと、元々の柱や土壁が出てきた。

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【風呂側の壁】

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【玄関土間側】

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【裏庭側の入口】

天井も落としたので松田さんも私も全身煤だらけ。

今日はこの辺にしといたろ。

お陰様で、新建材で隠されていた内部の構造材の状態が確認できるようになった。

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瓦屋根の補修作業

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【丸瓦の補修】
ここの丸瓦、長さの調整のために短くした瓦を入れるのはわかるが、その短くした瓦が上から2番目に入れてあった。

隙間もあるし、なんか見た目の納まりも悪いので入れ替えることに。

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【瓦を入れ替えた後】
さすがお寺の屋根の保守もやられている松田さんです。うまく納まった。

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【離れとの接続部 北側から】
この辺りには古瓦が山積みになっていたり、古い板材や雑草に覆われていた場所だったが、すっきりした。

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【離れとの接続部 南側から】
次はこの接続部分を解体すると決めたので、解体前に作業がやりやすいように周囲の整備を行った。

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【立水栓周り】
この辺りは県道に面していて特殊作業車からのアクセスが良いので、廃棄物搬出用のコンテナを設置するため植栽を伐採し敷地を平坦にすることにした。

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古民家再生の新たなスタート

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【離れの屋根】
母屋の塗装作業が終わって新たな目標を思案して途方に暮れていたところに、姫路の左官職人の松田さん(京口左官工房)に作業の指導をお願いしたら快く引き受けてくれた。

とりあえず離れ側の屋根の瓦の保守作業を見学させてもらった。

朝から屋根の上での作業で、太陽が頭上に近づいてくる頃には下に降りて敷地内の整備についても指導や提案をいただきながら一緒に汗をかいた。

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【北東の倉庫周り】
こちらの倉庫の足元には農作業に使っていたと思われる木材や竹材が半分土になりかけた状態で放置されていた。

ここを見た松田さんから、ここを整理して廃材置き場を確保すると言う提案。

で、綺麗に片づいた状態が上の写真。

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【出てきた木材や竹材】
土になりかけた部分を取り除いてもこの量になった。

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【発掘された古瓦】
土に埋もれて瓦も出てきた。この瓦は洗って利用できるものは利用も考えるとのことだ。

廃材置き場の確保と共に廃材の搬出路や廃材を集める敷地内のルート等、様々なことを考えて作業手順を考えていく。

いろんな知識や経験があっての手順決定。勉強になる。

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やはり屋根が気になる

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【西の離れと北西の倉庫の屋根】
母屋のトタン屋根の塗装が終了してから次の作業を思案していて、北の倉庫を解体して駐車スペースの確保をはかろうと考えていた。

ところが、先日の記事を見られた左官職人の方が一度屋根を見てあげると言うことで、今日屋根の上に一緒に上がって普段瓦屋根のメンテナンスをされている目で見た現状の説明をしてもらい次の目標も屋根にする事にした。

こちらの離れはこの物件の購入を決断した理由の一つで、可能な限り現況の状況で修復したいと考えているからこの棟がこれ以上腐朽が進行することは避けたい。

なので応急で手当できる部分だけでも手当をして、本格的な改修ができる時期を待てるようにしたいと考えた。
このトリアージ吉と出るか凶と出るか。

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【市道側から見た倉庫と離れ】
とは言っても屋根のこと。これは素人だけでは手も足もでないので専門家の指導を受けながらの作業を模索することにした。


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