改修された町屋で昼食

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穴子のせいろ蒸しと茶そば】
午前中は現場で電動ハンマーと遊んできたので、私のわがままを黙認してくれているうちのが仕入れてきた情報を頼りにランチをしに行った。

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【改修された高砂やさん】
高砂市高砂町の商店街の中にある旧高砂やさんが改修され、貸し店舗になっていて、その奥座敷で営業されているそらまめさんで昼食をした。

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【貸店舗の入口】
高砂やさんは高砂染めで有名な商家で、高砂染め自体は姫路の井上庄兵衛さんが創始した説と、高砂の尾崎庄兵衛さんが創始した説があるが、ここは高砂なので尾崎さん説と言うことで。

その尾崎さんの子孫が所有している町屋の奥座敷で営業されているのがそらまめさん。

店主おすすめの穴子のせいろ蒸しと茶そばのセットをいただいた。

これがなかなか絶品。
穴子の香ばしさを損なうことのない香りの良いタレをまぶして、ミニせいろで蒸してある。
柳川のうなぎのせいろ蒸しのように濃いめの甘辛いタレではない。

また、タレの染み込んだご飯を一口ほおばると、おこわのような食感を感じるが、普通米だけとのことだ。
焼きアナゴと一緒に蒸し上げてあるのでこの様な食感を感じるのかもしれない。

店主は神戸の舞子ビラや和歌山のホテル浦島で料理をされていた方で、いろいろとお話をお聞きしながらいただいた。

さらにサービスで出していただいた茶碗蒸し。料理名が「紅梅蒸し」とのことだが、この料理の詳細はこれからそらまめさんに行かれる方の楽しみを奪うことになるのでここでは記載を控えておこう。

それぞれの料理のいきさつもお聞きしながら楽しい昼食ができた。
このセットで¥1,500(税込み)とは、穴子はなかなか高価な食材で、京都の町屋で食べれば倍近くはするかもしれない。

主婦の情報はいつもながら恐るべしだ。

このお店は多くの店舗がシャッターで閉ざされた商店街の一角にあるので隠れ家的な要素もあり、あまり広めたくないが、営業を末永く続けてもらいたいとも思うのでブログに書くことにした。

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【席から見た床の間と付け書院】
夜は完全予約制で8人以上で貸し切りにできるとのことだ。

他府県からのお客を播磨のアナゴで気軽に接待するにはちょうど良い。

実はこの町家は表側に旧店舗スペースがあり、ここはBANBANテレビがイベントスペースとして利用しているらしく、2階は高砂染めの展示スペースとして、高砂染めを復活させる活動をされているグループが利用されている。

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【展示されているヘリコプターの模型】
BANBANテレビのスペースの片隅にヘリコプターの模型が展示されていた。

今日初めて聞いたが、ヘリコプターを発明したのは日本人で、それも高砂出身の大西唯次という人だそうだ。

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【大西唯次の説明碑文】
やはりこのヘリコプターも発明はされたものの国内では活用されずに埋もれてしまったようだ。

どうして日本は前例のないものを生かすことができないのか。

あぁ今日は有意義だったなぁ。
電動ハンマー以外は。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい