大工さんの個人講義を受講

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【現場母屋の平面図】
今日は先週末に撮影した現場の360°パノラマVR写真を持って、佐用町に向かった。

古民家再生の経験豊富な大工さんに現状を伝え、今やるべき事や次にやっておく事を教わることが目的だ。

事務所に着くとすぐにノートPCを開いて、パノラマVRのデータを見ながら現状の説明を行った。

「こりゃもう仮筋交いをした方がいいなぁ」やっぱり。

ノートPCの画面で柱や梁の位置や状況を確認しながら、平面図に仮筋交いを入れる位置や方向を記載していった。

仮筋交いの材料は105㎜×30㎜で長さ4m。使用する釘はN90で、両端に1本ずつ全部を打ち込まず頭を少し残す感じで止める等、詳細な情報を聞くことができた。

さらに、柱の補強が済むと大引を入れていくので、大引のための束の位置に束石を置いておく。大引の方向に水糸を引っ張って、必ず直線上に並ぶように置くこと。

大引と大引の間隔は955㎜(敷居の側面間の3等分)で、束石は150㎜角の物を使用する。

構造の補強のために柱を入れる位置の束石の下の捨てコンは厚めにする。

束石の高さは床下の地面の一番低いところを基準にして、高いところは土を掘って高さを合わせ、束石の天は水準器を2方向(90°違い)で水平を確認すること。

聞けば理屈に叶ったことばかりだが、自分一人で考えていては気がつかないポイントばかりだ。

往復の道中のあちらこちらに満開の桜。季節も良い季節になったし、さぁ、やることが沢山できたぞ。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。