【コンクリートの材料】
さて、梅雨入り後なのに清々しい朝。
しかも今日は以前見学に来てくれた、将来古民家改修予定のご夫妻が手伝いに来てくれた。
実は手伝いなんてとんでもない、ご主人はお若い頃建築現場での現場監督のご経験があるとのこと。
本来なら日当をお支払いして来ていただかないといけない方だ。
【現場の今朝の状況】
現場に着くなりご主人の方が現場を見渡して黙考。この時間が重要なんだろう。我々素人はいきなり作業を始めてしまい途中で考え込む羽目になる。
まぁ片づけのできていない酷い現場で申し訳ない。
【水糸を基準に掘った穴】
まずは前回までに張っていた水糸の高さを低い位置に張り直し、穴の大きさも束石の大きさの回り50㎜ずつ大きめに穴を掘った。
この穴に入れるコンクリートの底面積で重力を受けるので、この面積がある程度必要だという事だ。
【穴に入れたコンクリート】
掘った穴にコンクリートを入れる。
よく似ているがアナグマの溜め糞ではない。
このコンクリートの配合だが、前回も擦った揉んだした。
結局前回は容量比で1:3:2(セメント:砂:バラス)で落ち着いたが、今回も様子を見ながら練っていって、落ち着いたのが、重量比で1:3:3。セメントが洗面器一杯が4㎏、砂とバラスが洗面器一杯3㎏なので、容量比で1:4:4となった。
練りながら様子を見ていて、ご主人がミキサーから出てくるコンクリートはこんなもんだと言われた。
そう言えば本物のコンクリートってどんなもんか見たことがなかった。
本物の焼き飯を見たことない者が、冷や飯と具材と調味料を適当に混ぜてこんなもんかなぁと作っていたようなものだ。
【コンクリートの上に置いた束石】
材料を混ぜる順位は、砂の上にセメントを加えてよく混ぜる。
次に水を加えながら混ぜてモルタルにする。
そして最後にバラスを加えながら水も加えて混ぜる。
混ぜる順番は前回と変わらないが、水をやや多めに加えたかもしれない。
なので、穴にコンクリートを入れた時に鏝で軽く押さえと行くと表面が重力で水平に近づいていく。
そこで束石を置くとほぼ水平に治まるので、後は水平器で確認をし、微調整をするだけ。
水糸も低い位置、しかも束石の中心ではなく端に合わせるように張ってあるので位置合わせが楽だ。
【周囲に少しコンクリートを盛った束石】
そして最後に束石の周りに軽くコンクリートを盛って完成。
作業の一つ一つになぜそうするかを確認しながらやるとわかりやすい。
【県道側の南東の角】
我々が作業を進めている間に奥様の方が「この鎌を借りても良いですか?」「どうぞ!」
なんと庭先の草刈りをしてくれていた。それも手鎌で汗だくになりながら。
【井戸の周り】
こちらもアジサイが草むらにおおわれていたがアジサイの根元がわかるようになった。
このままお任せしたらアジサイ園になりそうな勢いだ。
さらに、作業の終わったトロ舟や鏝等の道具類も綺麗に洗ってくれた。
次やる列の水糸を張って、穴も掘って今日の作業は終了。
本当に申し訳ないが有り難い一日だった。
また良かったらお越し下さいってお願いして車が見えなくなるまでお見送りしました。
北条鉄道の駅長さんみたいに手を振れば良かったなぁ。
こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。