薪ストーブ製作所の見学

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【出荷直前の薪ストーブ】
今朝は居住地域直撃コースの台風が通り過ぎ、風雨がおさまった頃を見計らって家を出た。

まずは現場に向かい、台風による被害がないことを確認すると、ロケットストーブの原理を使った薪ストーブを京丹後市で製作されている宇野さん宅に向かった。

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【作業所内の機織り機】
実は、宇野さんはこれまで丹後ちりめんの機織りを永年の生業にしてこられた方で、到着するとすぐに機織り機を動かして見せてくれた。

ただ、この機織りも諸般の事情によりつい先日に廃業されて、数年前よりご自身で開発・製造・販売までしてこられた薪ストーブの製造販売をこれからの生業にされるとの事だ。

一回り以上年上の方だが、お目にかかった感じでは少し上の世代の方にしか思えなかった。

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【初代ストーブの焚き口】
現在販売されている製品は、かぐつち二号と言われ、焚き口は耐熱ガラス越しに炎を見ることができるが、初代かぐつちの焚き口は、ロケットストーブの原型であるペール缶製のロケットストーブの焚き口の耐久性の改善を求めて作製されたそうだ。

かぐつち二号の開発過程や、生き方や考え方等をお聞きした後に、出荷直前のかぐつち二号の試し焚きの様子を見せていただけた。

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【かぐつち二号の焚き口内】
薪をさらに細く割ると、焚き口内のバーントンネルの手前に薪を入れ火をつけられた。

すると直ぐにロケットストーブ特有の燃焼で小さな音でゴーっと言う音とともに炎はトンネル内に引き込まれていった。

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【試し焚き用の煙突】
煙突からは白い煙が出ているが、屋根の上に上がって煙突の先端部分を触らせてもらったが全く熱くない。

白い煙は全く刺激臭もなく、手をかざすと手のひらが水蒸気で湿った感じになった。

うちの現場はまだストーブが設置できるような状況ではないが、あのハウルの動く城カルシファーの様に、廃屋に命を吹き込んでやろうと考えている。

この製品に決めた理由は、分解と組立が自分でできることと、他の薪ストーブは二重煙突を推奨しているが、このかぐつちは通常の煙突で良く、これも自分で設置できることだ。

今日は宇野さんの貴重な時間をいただき、考え方や生き方をお聞きして、10年後はこうありたいと願った。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。