離れの建具修理の依頼

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マツダのポーターキャブ】
以前から気になっていた離れの建具の修理を依頼するために建具店を訪ねた。

加古川市内で建具職人の町として有名な地域にある織田建具店さんの工房にお邪魔した。

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【木工旋盤で作られた立体将棋の駒】
工房内では以前新聞の記事で見たことがある立体将棋の駒を見せていただいた。

同じく市内の人形作家の菅さんが武具類の製作を担当されたそうだ。

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【立体将棋用の将棋盤】
こちらは建具職人ならではのこだわりの工夫がされた将棋盤で、盤面には友人の方が秀吉の三木城攻め時の古戦場の絵図面が手書きされ、高砂城、神吉城、志方城、野口城等が描かれており、これは新聞記事では気がつかなかった。

お話を聞いているとあっという間に時間が過ぎ、午後に現場でお会いすることを約束し工房を離れた。

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【パンダ顔のポーターキャブ】
その後、現場でお待ちしていると現れたのがこの軽トラ。両側の三角窓が開閉できる懐かしい車だ。

だいぶ以前のある日、通りかかった空き地に放置されていた車を譲り受け、自分で直せるところは自分で、できないところは友人の専門家に任せ、動かないしブレーキも利かないものを利用可能にして現在まで乗られているとのこと。
今ではペットのように可愛がられているそうだ。

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【離れの建具】
写真右奥の建具のガラスが割れており、開け閉めの度に気になっていたので依頼することにした。

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【雨戸の戸締まり細工】
室内をご案内していると、これは面白いと目を留められた。これに興味を示された方は初めてだ。
構造が簡単で形が良いそうだ。

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【倉庫の扉】
割れていたガラスは今では同じものが手には入らないものらしいが、実は解体予定の倉庫の扉にも同じものが使われているとのこと。
今回お聞きしなかったら解体時に廃棄してしまうところだった。

実際に現場を見られて、ここまでとは思わなかった。かなりの変人ですねと言われた。

いやいや織田さんもかなりの変人ですから。

今日は建具修理が依頼できた上に楽しい話を聞くことができた。古民家改修はなかなか進まないけれど、新たなご縁が広がっていくのは本当にうれしい。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。