桟木と垂木

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【コンパネと垂木で組んだ型枠】
昨日の作業で勉強になったので、少しまとめておこうと思ったのが、建築現場で荒材と称される木材だ。

昨日使用したのは桟木の代わりの垂木だが、桟木の断面は48㎜×25㎜の長方形。垂木の断面は45㎜×45㎜の正方形。

この本来使用しないといけない桟木の48㎜と言う半端なサイズだが、合わせて使用する塗装コンパネの厚み12㎜と組み合わせて60㎜となる。

この60㎜が型枠同士を直交させて組み立てるときの重ねしろになるので、そのとき使用するビスの長さもビスを打つ位置も全て決まっているのだろう。

そう言えば昨日、次は桟木を購入すると言ったら、既に切断している塗装コンパネの長さは垂木に合わせてあると言われた。

事前に指示通りの桟木を購入していれば、㎜単位の無駄な計算をさせずに済んだんだ。

そして、この60㎜の方向に力がかかるように型枠を組み立てるので、コンパネと合わせて57㎜の垂木で組んだ型枠より強くできている。

しかも、桟木の断面積は1,200平方㎜、 垂木の断面積は2,025平方㎜なので、重量にして41%もの減量となる。

頑丈で軽い。これが現場で重要なことだと言うことは身を持って感じている。

さらに、この厚み25㎜の方向は力を加えて曲げることが可能だ。
荒材なので完全に真っ直ぐなものばかりではなく多少歪みのあるものがあっても、この方向へならある程度矯正できると昨日もお聞きした。

本当に合理的だ。

これまで使用した仮筋交い用の木材も、これから製材所にお願いする大引きも、大工さんから指示された時はいちいちサイズを確認したが、おそらく筋交い用、大引き用等、用途と長さを伝えるだけで伝わるのかもしれない。

これからまだまだ知らないことに出くわすけれど、その一つ一つが楽しみでしかたがない。

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雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。