根太、断熱材、下地合板の施工

今日の午前中は私用で現場に行けなかったが、昨日の棟梁が続けて入ってくれていた。

「できるだけDIYで古民家改修」を掲げて始めたので、大引きの施工後の床張り作業は自分でと考えていたが、大工さんの作業場所の確保の為に一連の作業を継続でやってくれた。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302221112j:plain
【作業台の現状】
実際のところ、棟梁が現在設置している作業台の周りをゆったりと回ることができない状況で、これでは作業効率が悪い。

で、今回はキッチンエリアに設置された、この作業台で作業は行われた。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302215613j:plain
【羽子板付沓石が追加された押入下】
まずは、押入下に羽子板付沓石が追加されて、下がっていた押入部分が補強された。

次は根太と断熱材の施工だ。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302215947j:plain
【断熱材が入れられた根太間】
断熱材の施工は見た目ほど容易ではなさそうだ。根太と断熱材との間に隙間を作らないように施工しなければならない。

棟梁の説明では、根太を等間隔に打ち付けた後に、間に断熱材を入れていく施工方法では隙間を作らないことは容易ではないとのことだ。

そこで、根太を打ち付けた後、打ち付けた根太に断熱材を押し付けながら次の根太を打ちつけ、これを繰り返す施工方法を行ったとのことだ。

それから、根太は45㎜角で断熱材は30㎜厚。この15㎜の差については次の写真の様に断熱材を支える釘が根太に打ち付けられていた。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302223244j:plain
【釘が打ち付けられた根太】
この釘が断熱材の支えとなって断熱材の上面と根太の上面の高さが一致している。

次は下地材の針葉樹構造用合板の施工だ。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302225114j:plain
【構造用合板の施工中】
構造用合板は短辺方向の継ぎ目が隣の列の継ぎ目と一致しないように施工されている。

こうすれば、下地材の面の捻れが発生しにくくなるとのことだ。

作業のちょっとした手間が、施工後の構造の強度や精度に関わってくる。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302225937j:plain
【作業中の棟梁】
側にいて話しかけるのも申し訳ないぐらい黙々と作業をされている。

来週も続けて何日か入ってくれるとのことなので、私は次の作業のための資材の購入の為に、いつものホームセンターさんを往復した。

それから気になっていた、大引きと大引きをΤ字に組んでいる箇所について聞いてみた。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302230531j:plain
【大引きを上から掛ける仕口】
大引きを受ける側の大引きの切りかきは、5分(約15㎜)だけ掛かるようになっているとのことだ。

f:id:dark-eyes-owlet:20190302231143j:plain
【下から見た継ぎ手】
鋼製束の受け金具を避けながら大引きに掛かっている。

f:id:dark-eyes-owlet:20190303233602j:plain
【下から見た中央の柱】
ついでに、中央の柱の下部を下から見てみた。断熱材の厚さ調整のための薄い板が大引きの上にのせてある。

やはりこれだけの作業を休日ごとに自分でやっていては春が過ぎて夏が来そうだ。

明日は北側の二間に防湿土間シートを敷こう。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。