一人でやると言うこと

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神河町の丸藤さんの食パン】
以前、現場の倉庫の屋根の上の太陽熱温水器を下ろしてもらった丸藤さんに行ってきた。

ここの食パンは卵もバターも使用せず石釜で焼いた、サクッとした食感と小麦粉の香りを楽しめる素朴な味わいの食パンだ。

ここではいつもその食パンのトーストと野菜サラダ、フルーツ、ゆで卵とコーヒーのセットをいただく。

ランチとしては私には少し物足りない量だが、私の楽しみはそのトーストだけではない。

先に書いた温水器の時もそうだったが、丸藤さんの作業は一人でやることを前提に組み立てられていく。

あの時もロープと梯子と乗ってこられた軽トラを相方にし、巧みに自分の体重以上の物体を2階の屋根の上から下ろして見せた。

自分ならそこに人がいるので、ちょっとそっちを持ってだの、こっちを引っ張ってだの、人を頼ることばかり考えそうだが丸藤さんは違った。

どうやったらこの物体を安全に下ろすことができるか、それも自分一人で、それを熟考しながら作業を完遂された。

今回も現在の店舗になっている古民家の改修当時の話を聞くのが私の本当の目的であり楽しみだ。

今回は話を聞いているカウンター席の横の下屋の太い桁梁を一人で上げた話や、石窯を設置してある部屋の屋根を支えている8mはある丸太梁を運んで組み上げた話を聞いた。

丸藤さんは言う。上がるもんですよと。
片方ずつ持ち上げて移動させるんですよ。
そう、丸藤さんは必要なら地球をも相方にしてしまう。

もちろん、重い材料を持ち上げ損ねて木材の下敷きになりそうになった危険な話も織り交ぜながら、本当に楽しそうに話をされる。

そんな話を聞いていると時間が経つのを忘れてしまう。

一人ではできないとあきらめてしまわないで、一人でやるにはどうしたら良いかを考える。

丸藤さんほどはできないにしても、気持ちだけはそうありたい。

セットメニューとお話でお腹いっぱいになったので、まだまだ聞いていたい思いをこらえて丸藤さんを出た。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい