今日は朝から現場に向かう予定だったが、都合により急遽予定変更で、うちのと草楽さん(岡山県美作市上山1532)でよもぎ蒸しをお願いすることにした。
約束の時間より少し遅れ、10時過ぎに現地に到着。表で草楽坊の女将の松原久美さんが待っていてくれた。
到着するとすぐに室内に案内いただき、薬草やよもぎ蒸しの話しを聞きながらよもぎ蒸しの準備を始めてくれた。
【黄土製の椅子】
松原久美さんは薬剤師さんでお聞きする話しの一つ一つが興味深く、これらの話しを聞けるだけでも貴重な時間だ。
【よもぎ蒸しに使用する生薬】
まずはうちのが王道のよもぎだけを使ってよもぎ蒸しを始めてもらった。
【よもぎの入った湯】
湯の中によもぎを入れて、黄土製の椅子の下に置いた電熱器の上に、よもぎ湯の入った黄土製の壺を置いた。
【よもぎ蒸し施術中】
全裸になってケープを被り、黄土製の椅子に座って背術開始。
うちのは他でもよもぎ蒸しの経験があるので、椅子の上で位置を変えたり、座り方を変えたりしている。
今日はうちのだけが施術してもらう予定だったが、松原久美さんのお話しを聞いていると自分も体験してみることにした。
【よもぎ蒸し施術中】
生薬は自律神経に効果がある配合でお願いした。
ケープを被って椅子の上に座って
数分後ぐらいは全身から汗が噴き出てきた。そのうち掌からも汗が出てくるようになった。
30分程度経ったら電熱器を切り余熱で数分。その後ケープを脱いで全身の汗をタオルで拭き取り、水分補給によもぎ茶をいただいた。
【クラッカーのスイバのジャムのせ】
よもぎ茶と一緒に出していただいたクラッカ一にはスイバのジャムがのせてあり、ほのかなスイバの酸味が口の中までスッキリさせてくれた。
普通汗をかいた後は拭き取っただけではなく、シャワーでも浴びたくなるところだが、今回かいた汗はサラッとした汗で風呂上がりのような爽快感がある。
よもぎ蒸し体験中に御主人の松原徹郎さんが昼で帰宅された。
松原徹郎さんは元植物・植生調査員で、昨年お訪ねしたときは桑の葉や薬草についての講義を受けた。
【草楽坊の前の紅白の梅】
このお二人の話しを聞いていると時の経つのも忘れてしまうが、昼食時間にだいぶん食い込んでしまったので、この辺りで失礼することにした。
時間も13時を過ぎていたので、帰宅途中にどこかで昼食をとることにした。
そうそう、岡山県から兵庫県に入った所に時々お邪魔する古民家ダイニング道満さん(兵庫県佐用郡才金796-6)があるので、そこでいつものカレーをいただくことにした。
【ドライカレーと普通のカレーのハーフ&ハーフ】
ここでいただくのは定番のカレーライス。口に入れた瞬間は甘味が先行するが、徐々にスパイスの風味が広がり、身体の芯からじんわりと温かくなってくる。この味わいは癖になっている。
通常はこの後、オーナーの片岡清次さんが焙煎してくれたコーヒーをいただくところだが、今日はもう一件あてがあるので、明日のイベント準備でお忙しそうな奥様の和美さんにご挨拶だけして車を東に向けて走らせた。
もう一件のあてというのは、おのえ椅子製作所の尾上英輔さんからお聞きしたイベントで、場所は加東市社だ。17時までのイベントなので高速を使えば間に合いそうだ。
イベントというのは、焙煎した珈琲豆を販売されている自家焙煎コーヒー"u"cafeの碓永信一さんが麦舎Himmeli Works639(加東市社736-2)でコーヒーを抽出してくれるというものだ。
【麦舎Himmeli Works639】
店舗前に着いたら駐車場を聞き、少し離れた場所に駐車後に店内に入った。
店内には麦舎のオーナーと碓永さんと思われる方がカウンタ一内におられた。
実は、尾上さんからお聞きして勝手に碓永さんのイメージを偏屈な職人さん風と思っていたが、優しそうな口調で話しをされる落ち着いた紳士だった。
さっそくお話しをお聞きしながら注文の選択を行った。うちのが豆はGuatemalaを選んだので、自分は違う豆を選ぼうとしたが、碓永さんからドリップ式以外にエアロプレスと言う抽出方法もあると聞き、豆の味をごっそり味わいたい方にはお勧めだとのことだったので、豆を同じGuatemalaにして、エアロプレスでの抽出をお願いした。
【左ドリップ式 右エアロプレス】
写真ではわかりにくいが、エアロプレスの方は表面が少し濁ったように見える。油分も抽出されるから表面にそれが浮かんでいるのだそうだ。
【デザートのアップルクランチと】
デザートはオーナーお手製のアップルクランチ。オーナーがウィスコンシン州での思い出を込めて作られている。
オーナーもまた美人で品のある方で、高速を走らせて時間に間に合わせたかいがあった。
社は国道372号の通過点としてはこれまでも通っていたが、街中に入ったのは初めてだった。麦舎も町屋をリノベーションしたもので、建物も興味がある。
近くの闘竜灘が水運で栄えていた頃の宿場町だったそうだ。我が現場の前を通過する路線バスの終点地でもあり、現場から30分程度の位置になる。
ここには他に点描画との縁もあるらしくオーナーとうちのとの話しも弾んでいたが、イベント終了時間も近付いたので惜しみながら麦舎を後にし帰路に就いた。
あぁ、今日は全身の洗濯ができて充実した一日だった。
こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。