垂木用木材の鉋がけ

来た。棟梁から久し振りに課題が出された。

北側の軒桁の補修ができれば垂木をのせるので、垂木の3面を鉋がけする作業をできたらやっておいてとのことだ。しかも電気鉋でとの道具の指定もあった。

電気鉋なんて使ったことがないので、使い方等を検索してみると、なるほど電気鉋の方が手鉋のような熟練度が必要なさそうだ。

そこで急遽Amazonで電気鉋を購入した。

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【購入した電気鉋 P35(SC)】

購入価格は¥17,000程度なので、三木の鉋専門店で同幅120㎜の手鉋を購入しても同価格以上になる。

垂木用の木材は以前もお願いした井上製材所さんに連絡して昨日のうちに搬入しておいた。今回は米松KD材45㎜×60㎜の3m、4本/束を8束お願いした。

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【垂木用の木材】

今日もフロイデさんが付き合ってくれるので、まずは準備から。以前作ったソーホースの高さが作業台にするには少し高かったので、50㎜脚を切断して低くした。

作業台として作った構造合板のパネルの長さが1,820㎜なので3mの垂木をのせるには短い。通常は柱材を2本置いて台にするのだが用意できてない。

昨日、木材搬入時に井上さんが土間に置いてある解体した上がり框を見て、これが使えると言われたので、この框材を使うことにした。

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【電気鉋と削り台】

作業台にした框材の鉋の進行方向の先端に木片を固定し、削る木材を押し当てて電気鉋を押し削り進めた。

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【電気鉋を使うフロイデさん】

さぁいよいよ電気鉋を使ってみる。事前に調べた通りに鉋を押す速度は一定にし、仕上げ削りほど速度はゆっくり。これがなかなか難しい。速度のムラや一瞬でも鉋が止まると鉋の刃と平行に窪みができてしまい、木材の表面が波打ってしまう。

削る厚さの調整は、まずは0.1㎜でやってみたが2回かけても削り残しがあって効率が悪いので、0.3㎜で削ってみた。これだとほぼ一回で仕上がったので、これで進めた。

フロイデさんと1本ずつ交代で削っていったが、二人とも徐々に一定速度で鉋が押せるようになり、木材の表面が波打つことも少なくなった。

電気鉋も他の電動工具同様に使い方を誤ると重大事故につながる。鉋の場合は回転する刃に指などが触れないように、また衣服等が刃に巻き込まれないように十分に注意をした。

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【削り終わった垂木用の木材】

20本以上を削り終えるのに90分程度要した。これが早いのか遅いのかはわからないが、少なくとも手鉋では同じ時間でここまでは削ることができなかったことは明らかだ。

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【両側を面取りした下端】

棟梁からの指示は出ていないが、電気鉋の前方の下の面の中央にV字の溝があるが、これは面取りを行うための溝だと言うことなので、試しに面取りをしてみた。

なんとなく面取りできたような気がする。やはり電動工具は使い方さえ間違えなければ便利な道具であることは間違いない。

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【削り終えた時の削り台周辺】

大工さんが電気鉋を使った後の鉋屑の多さは、以前大工さんの仕事を見ていて知ってはいたが、これほどまでとは思わなかった。

後の片付けや掃除の時間も必要なので今日はこの辺にして片付けにかかった。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。