【庭のフキノトウ】
10年ぐらい前から、社会人になる若い人と話をする機会があると、伝えているメッセージがある。
自分が社会人になってからこれまでの間に、やってきて良かったこと、やれずに反省していることを若い人に伝えて、ささやかな応援にしている。
まずは、
日本も少しずつ変わってきてはいるが、若いうちから出過ぎると、やはり出る杭は打たれると言うようなことは少なからずある。
だが、会議などで行き詰まったら、「君、何か意見はありますか」と聞かれることがある。
そんなときに、下を向いて黙ってしまってはダメだ。「はい、私はこう考えます」とハッキリと答えられる自分の案、考えをいつも持っておくように。
次は、
しっかりした意見をちゃんと持って、声がかかる時を待っていても、その機会の多い少ないは人それぞれ。
その違いは、人を引きつける魅力があるかないか。語学が堪能だとか、情報技術に長けているとか。なんでも良い。
そのことならあの人が良いですよと周りに言ってもらえるぐらいの能力を身に付けておくことだ。
もちろん、親から譲り受けた容姿が良いことも武器になる。
そして、
運が良いとか悪いとか言うことがあるが、運に良し悪しはなく、運はすべての人の目の前を平等に通り過ぎていると思う。
ただ、目の前を通り過ぎていく運に気付いてつかめる人と、運に気付かなかったり、気付いてもつかめない人がいるだけだと思う。
通り過ぎる運にしっかりと気付くように五感を研ぎ澄まし、見付けたときはガッチリと運をつかめる体力を日頃から身に付けておくように。
さらに、
そうやって自分自身を磨き鍛えていても、人間一人でできることなどたかが知れている。
自分を磨き鍛えるにも、様々な人の指導や助けがあってこそだ。
そう、今側にいる人が将来、自分を助けてくれる人かもしれない。
これから先に出会う様々な人との縁を大事にし、助けたり助けられたりができる縁を大切に。
最後に、
そうやって様々な人から受けた恩。その恩は受けたその人に返すのではなく、自分自身に返せる力が付いたら、次の世代の若い人達に返すように。
そして、その若い人達も自分が受けた恩を次の世代に返す。
案、引、運、縁、恩。
このメッセージを受け取ってくれた人が、また次の世代に伝えてくれれば、私が様々な人から受けてきた恩のほんの少しでも返すことができると思い、このメッセージを伝えている。
こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。