今日は以前からお世話になっている福崎町の西川水道さんが、手持ちの浅井戸ポンプを現場に設置しに来てくれた。
【設置した浅井戸ポンプ】
通常、水道は公共の上下水道を利用しているが、現場には井戸があり、これが容易に使えると公共のインフラが災害等で利用できない状況になったときの非常用として利用ができると考えていた。ポンプの設置はそれを確認できるので大変有り難い。
現場に西川さんが到着すると用意されたポンプと材料で手際よく設置された。
【水が出るのを確認する西川さん】
最初はサビ水が出てきたがそのうち透明そうな水に変わった。バケツに取ると淡黄色の水だが、これは井戸水が使われなくなって長期間放置されていたことが原因だろう。
一度水を入れながら井戸水を汲み上げて井戸の掃除をする必要があるとのことだ。
ただ、非常時の使用の可否の確認についてはこれで十分だ。
続いて、キッチンエリアのメインシンク用の排水管をシンクの位置に合わせて調整する作業を丁寧に説明しながらやって見せてくれた。
【排水管の切断】
仮に立ち上げておいた排水管を適切な高さ(つなぎ直す事も考えて少し長めに)のところで切断する。
【シンクの排水位置に合わせた排水管】
塩ビ管の接着方法等の細かな要領も説明してもらえた。これまでも西川さんには様々なことを教わった。本当に有難い。
西川さんは最近、岐阜の作善堂さん (http://www.sazendo.jp/)と言うタイルの業者さんの所でタイルシンクの歴史を残そうと頑張っておられるが、ここのところ県境を超えての移動ができなくなってこちらにおられたので今日は来ていただけた。
タイルシンクはステンレスシンク等に押されて需要が減少し、取り扱う業者さんも少なくなっているが、最近、タイルでデザインができるようになり見直されてきたそうだ。
【デザインタイルシンク】
これは、西川水道さんがデザインされて、作善堂さんが製作されたタイルシンク。
【シンクの下は古いミシンの台】
シンクはこの画像のように古いミシンの台の上に設置してリノベーションされた古民家等に設置される。
西川さんは製造技術を継承し、やがて西川水道さんがデザインから製作までをされるようになる。これもまた楽しみだ。
今日もまた多くのことを学ぶことができた。これだから現場に来るのが楽しい。
【キッチンエリアの断熱材の施工】
西川さんがポンプを設置されている間にやった作業がこれ。全部で8畳。少しずつ進んでいる。
こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。