古民家再生の新たなスタート

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【離れの屋根】
母屋の塗装作業が終わって新たな目標を思案して途方に暮れていたところに、姫路の左官職人の松田さん(京口左官工房)に作業の指導をお願いしたら快く引き受けてくれた。

とりあえず離れ側の屋根の瓦の保守作業を見学させてもらった。

朝から屋根の上での作業で、太陽が頭上に近づいてくる頃には下に降りて敷地内の整備についても指導や提案をいただきながら一緒に汗をかいた。

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【北東の倉庫周り】
こちらの倉庫の足元には農作業に使っていたと思われる木材や竹材が半分土になりかけた状態で放置されていた。

ここを見た松田さんから、ここを整理して廃材置き場を確保すると言う提案。

で、綺麗に片づいた状態が上の写真。

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【出てきた木材や竹材】
土になりかけた部分を取り除いてもこの量になった。

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【発掘された古瓦】
土に埋もれて瓦も出てきた。この瓦は洗って利用できるものは利用も考えるとのことだ。

廃材置き場の確保と共に廃材の搬出路や廃材を集める敷地内のルート等、様々なことを考えて作業手順を考えていく。

いろんな知識や経験があっての手順決定。勉強になる。

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雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。

やはり屋根が気になる

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【西の離れと北西の倉庫の屋根】
母屋のトタン屋根の塗装が終了してから次の作業を思案していて、北の倉庫を解体して駐車スペースの確保をはかろうと考えていた。

ところが、先日の記事を見られた左官職人の方が一度屋根を見てあげると言うことで、今日屋根の上に一緒に上がって普段瓦屋根のメンテナンスをされている目で見た現状の説明をしてもらい次の目標も屋根にする事にした。

こちらの離れはこの物件の購入を決断した理由の一つで、可能な限り現況の状況で修復したいと考えているからこの棟がこれ以上腐朽が進行することは避けたい。

なので応急で手当できる部分だけでも手当をして、本格的な改修ができる時期を待てるようにしたいと考えた。
このトリアージ吉と出るか凶と出るか。

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【市道側から見た倉庫と離れ】
とは言っても屋根のこと。これは素人だけでは手も足もでないので専門家の指導を受けながらの作業を模索することにした。


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旧小河家別邸を見学(三木市)

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【旧小河家別邸平面図】(現地パンフレットより)
今日は改修現場の調査をしていただいた建築士さんが改修に関わられた三木市の旧小河家別邸を訪ねてみた。

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【正面入口から表門】
この門を入った正面の灯籠には菊のご紋がある。皇室の方も利用されたしるしかも。
この門の横の番人部屋を改修して喫茶室にされたとのことだったので、さっそくその喫茶室でお茶をいただくことにした。

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【喫茶室の小屋組】
あの小さな格子は空調の吹き出し口か?
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【床板】
こんな床材の仕上げが気になる

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【喫茶室から見た庭】
喫茶室で一休みしたあとで、薦められるままにお庭の奥に進む。

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【式台玄関前】
一つ一つ形の違う灯籠に導かれるように奥に進むと玄関が見えてくる。

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【式台玄関】
玄関の虎のついたての後ろには
お供の間があり、その襖の形と絵がまた良い。
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【客座敷】
畳が通常の長さの1.5倍。

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【客座敷から見た庭】
当時なら我々庶民が座れない位置。

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【貴人用浴室】
木の浴槽に湯を張って使用した。

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【お竈さん】

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【井戸と流し台】

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【表門を屋敷内から】
建物は登録有形文化財、庭は登録記念物。
これで別邸だから本宅はどんなんだ。

明治の末期に建てられたらものだから、当方の物件と同じ頃だ。

いつの世も資産家と庶民は違うものだ。

ただ、当時の資産家は地域のためにも貢献した。

三木市もこの建築物を引き受けて生かしてくれたものだ。

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水回りの計画

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【プロパンガスのメーター】
先日見学した古民家の様にとりあえず一部だけでも利用できるようにするにはトイレ等の水回りが必要になる。

座れる場所は土間に設けるとして、トイレをどこに設置するかと、キッチンと風呂のだいたいの場所だけでも決定して、最低限の給排水設備だけ設置してしまおうと考えている。

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【風呂釜】
母屋に風呂は必要かどうか。当分の間住むための設備は不要だが、シャワーぐらいができると、近隣をサイクリングしてからシャワーができて良いのだが、さすがに既存の設備を使うわけにはいかないだろう。

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【薪釜兼用タイプ貯湯式給湯器(長府製作所HPより)】
これも先日拝見した古民家で教えてもらった給湯器。
数本の薪で風呂の湯が沸かせるそうだ。
さらに、薪で沸かした風呂の湯は他の給湯器のそれとは違うという。

そう言えば、伊那谷の野人さんちのお風呂も薪釜ボイラーで、お湯が違うと言われていた。

いやいや、こんな話しは先のまた先。

ところで現状の風呂釜とガスメーター、どうやって処分するんだ。

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剪定枝の整理

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【山積みになった剪定枝】
昨年の春に剪定して落としたままにしてあった枝葉と生い茂った草々とが絡み合ってとんでもないことになっている。

ただでさへ持て余している刈払い機にこの状態では太刀打ちしようがない。

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百日紅の枝】

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【紫陽花の枝】
草々の中から剪定枝を引きずり出して適当な長さに剪定ばさみで切ってみた。

これを束ねて置いて冬になったら燃料にするかとも考えたが、こんな事していたらまた数ヶ月たってしまう。

そんな作業も楽しめるようになるといいのだが、まだそこまで人間が成長していない。

まぁそのうち秋が来て冬が来て草が枯れて技だけ残ったら細かくしながら燃料にするか。


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施主施工の古民家改修現場を見学

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【改修現場その1】
佐用町で木々に埋もれて危険な建築物になっていた古民家を施主さん自らの手で再生されている現場を見てきた。

施主さんは左官業が本職で、補修や改修作業もされるとのこと。
全くの素人ではないので参考にはならないかもしれないが、室内は床がはられただけでまだまだ改修途上。
しかし、ここにもう住まわれているとの事だ。

これまで綺麗にリノベーションされて完成した古民家しか見てこなかったが、こんなんで良いんや、目から鱗の現場だった。

また、歩いてすぐのところに清流がある素晴らしいロケーション。
建物は直せばいいけど、このロケーションはお金をかけても後からは手に入れられない。

何も完成なんてどんなに先でも良いんや。こうやって人が訪ねてきたときに座って話しができるスペースさへあれば、改修談義で盛り上がれる。

モデルハウスを作るわけじゃないんだから。

このお宅の少し南側に見えるトタン屋根の古民家も改修中と言うことで案内してもらった。

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【改修現場その2】
今日は週末なので3連休を利用して泊まり込みで改修作業に来られていた。

こちらは電気工事が本職の方で、かなりこだわって屋根のトタンを塗装されていた。
8ヶ月ぐらいの作業でえらそうに言えない。なんと6年かけてケレン作業から錆止め塗装、仕上げ塗装とされていた。

足場もアルミの梯子を改造して専用の足場を制作されて作業をされたとの事だ。

構造は私のそれと同様の様だが、キチンとした道具に仕上がっていた。

傷んでいた柱も自分でジャッキアップして根継ぎをされたとの事。

まだここには住まわれていないので、週末ご夫婦で通っての改修作業。まだまだ先が長そうだが作業そのものを楽しんでおられる姿は勇気付けられる。

屋根の塗装が一段落して次に何にかかるかを考えるときに、ある道しるべを見てきたような気がする。


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トタン屋根塗装の費用と時間

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【お気に入りの場所】
この時期屋根に上がっているととにかく暑い。
塗料をペール缶に補充しに下に降りたときに小休止するお気に入りの場所だ。
エアコンがいらないとまでは言わないけれど、風が通り抜けて心地良い。

通り土間の玄関を入ったところだ。
現状では通り土間とは言いにくい。
新建材で覆い隠された小屋組や梁、土壁等、裏へとつながる通りは半間の引き戸のみ。
ここは新建材を取っ払ってズドンと、せめて風だけでもたっぷりと抜ける通り土間に戻してやりたい。

さて、これまでの屋根の塗装作業にかかった費用と時間を整理してみた。
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【総作業時間】
延べ34日。時間にして128時間。
仮に時間給を1,000円にして128,000円。

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【屋根塗装作業の費用総額】

材料費145,129円。
道具類35,111円。
被服費5,292円。
計185,532円。
これに仮定の人件費を加えると約30万円。
道具類は今後も使える物があるし、人件費は仮定で実際には発生してないので、20万円までで塗装作業を終えられた事になる。

プロに依頼したときの相場は60万円程度と言うことなので、1/2~1/3ぐらいでできたことになる。

もちろん仕上がりは本物のプロの仕事にかなうものではないが、自分なりに納得できるのだから良い。

さらに、自分でやったからこそ学べたことも多く、その価値はプライスレス。

それもこれも怪我なく無事に済んだから言える。

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