【下屋根の最上部に溜まった雨水】
トタンの波板の継ぎ目にコーキングしてから上屋根部分からの雨漏りは確認されなくなったが、下屋根の最上部からの雨漏りが留まっていない。
瓦の最上部の高さが野路板部分より高いので水溜まりができる。この溜まった雨水が染み込んで下屋根の雨漏りとなっているのではないか。
そこで今日は下屋根部分の最上部の瓦を一列外してブルーシートの最上部に水溜まりができないようにしようと考えた。
【ブルーシートの継ぎ目部分】
さらに、打ち付けた野路板の下側の継ぎ目は防水テープを貼ったが、上部には貼っていなかったのでここにも防水テープを貼っておいた。
【瓦を一列外した後】
これでもブルーシートの勾配が少し不足している部分がありそうだが、とりあえずこれで様子を見ることにした。
【雨漏り箇所の腐朽した桁梁と垂木】
なぜかと言うと、足下が心もとなくなり、これ以上瓦を外すのが不安になってきたからだ。
【葺き土の中の竹材】
瓦の下の土の中には荒縄が巻かれた竹が横に入っており、この竹が葺き土の塊が横方向に割れることを防いでいるのかもしれない。
桁梁も垂木も腐朽した部分の足元は、この土の塊の板状になった構造で支えられている事になる。
その土の塊を除去しているのだから、このまま屋根の上を歩くことは危険すぎる。これより下の瓦を下ろすのは軒先部分から上へ上へ剥がしていく方が良さそうだ。
【葺き土の中の白アリの巣】
今日はこんなものも発見した。長年上屋根部分からの雨漏りで濡れ続けた場所だ。
虫そのものの写真は控えたが、白アリと羽根アリとその途中のアリがウジャウジャいた。羽根アリになってお引っ越しする準備の最中だったのだろう。
乾いた葺き土には確認されなかったが、湿った葺き土だと白アリは天空の城を築くようだ。
雨水は受けて留めるのではなく、シッカリ受けて速やかに下に流すようにしなければならない。
本当に解体作業は様々なことを学ばせてくれる。バラバラの知識で持っていたものが、何が原因でどんな結果になるかが次々につながっていく。
実に面白い!
こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。