播州織工房館の見学

今日は現場作業はお休みで、午前中は揖保郡太子町。昼食後は馬の頭を東に向けて、西脇市播州織工房館の見学をした。

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播州織工房館近隣のマップ】

登録有形文化財「旧来住家住宅」前の駐車場に車を止めて、案内に従って東へ100mのところにある。
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播州織工房館の入口】

入り口を入ると館内は他に見学客もなく、展示物や製品をゆっくりと眺めることができた。
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【足踏み織機】

中でも一番気になったのは、この足踏み織り機。ほとんどが木製の部品で、一部の細かい部品のみが金属で作られている。
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【足踏み織機】
織り機の右下に見えるギアも木製で、動いているところを見たかった。
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【足踏み織機】

この縦糸が交互に上下する構造は見応えがある。

縦糸の数がもっと少なくて良いので、この足踏み織機を作れないだろうか。そんなことを考えながら織機の周りを回りながら何枚も画像に収めた。作るときの参考にしよう。

館内には自動織機も展示されており、稼働させてくれた。

以前、薪ストーブのかぐつち2号の製造元で丹後ちりめんの自動織機を見せてもらったことがあるが、それと同様にこの織機もパンチカードに織り柄がプログラミングされている。


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縦糸は4,000本程度だそうで、縫い針の穴にあたるところに縦糸を1本1本通す作業は大変だそうだ。


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縦糸を交互に上下させている中央の部品の動きが織り柄で変化することがわかる。

織機は機械物なので当然潤滑油をさす必要があるが、その油が製造中の製品に付着しないように、機器の保守や調整に苦労されるそうだ。

この織機も西脇製で、製造50年程度のものらしい。

館内におられた織り元の方の話しも聴くことができ、思い付きでやって来たがなかなか面白かった。

今日は日没が近付いてきたので帰路につくが、大正時代の旧来住家住宅の見学は次回の楽しみにしておこう。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。