朝夕が少し涼しく感じられるようになってきたが、時々強い雨が降る天気なので外仕事は落ち着いてできない。
そこで今日は屋内でちょっと面白いことに挑戦してみた。
【尻挟み継】
ワークショップで鑿の研ぎ方を教えてもらい、自分でも研いでみるが、研げてるかどうかがわからない。
そりゃそうだ、研いだ鑿をまだ使ったことがない。
そこで鑿を使ってみることにしたが、どうせやるなら面白いものに挑戦しようと考えたのがこの継手の刻みだ。
図面は三寸五分の柱で書いたが、現場で引っ張り出したのは三寸の柱。
【曲尺での墨付け】
まずは柱の芯線を四面に引いて、継ぐ部分の長さは柱の太さの三倍として、曲尺の幅が五分なのを利用して、左側は曲尺の下を、右側は曲尺の上を芯線に合わせて曲尺の上下に線を引いた。これが合わせる面で、割りはだと言うそうだ。
【割りはだの面を切ったところ】
鋸で墨線に沿って切るという、いたって基礎的なことが上手くいかない。鋸の先の方が切り進むにつれて左側に曲がっていく。切り捨てる側なら後で修正ができるが、残す側だとマズイので残す側が右側になるように鋸を入れるようにした。
【鑿で欠き取ったところ】
鑿も八分、一寸と変えて使ってみた。八分は自分で研いだもので、一寸はもらったもの。裏が研げてるものと研げてないものとの違いがまだわからない。
【完成した先端部分】
なんとなく形になってきたが、細かい部分で失敗ばかりだ。
【先端部分が入る部分を欠いたところ】
この部分は三分の鑿を使用したが、この鑿は中学の技術家庭科で使用していたもので、研いでも研いでも刃が付かない。
なのでとても使えたものではない。この違いだけはわかる。
墨付けからここまで3時間かかった。昼食も忘れて夢中で作業をしていた。実に面白い。
この継手は男木と女木が同形なのでもう一つ同じものを作らないといけないが、今日はこの辺にしておこう。
木材の固定が上手くいかなかったので、F字クランプ等の固定具を考えた方が良さそうだ。
また、三分の鑿を再度研いでみるか、新たなものを購入するかも必要だ。
割りはだの面を鉋で削ったが、これもなかなか難しい。
上手くいかなかった原因が腕以外にもありそうなので、それらの準備をしてあらためて挑戦することにした。
こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。