長式台の造作 続き

今日は計画年休で朝から現場に向かった。

やることは先日やった長式台の開口部に引き戸を付ける作業の続き。

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【墨壺と墨線】

先日、次の個所に使う角材を計測した長さで切断しておいたので、トリマーを使って溝を掘るところから。

敷居に当たる側は、手前から9㎜の所からと、奥から5㎜の所からに、6㎜幅の溝を掘るので、それぞれ基準になる位置に墨線を入れた。

この墨線が相変わらずみっともない。

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【トリマーで掘った溝】

それでもトリマーはだいぶん慣れてきた。

溝が掘れたら角材を仮組みして、杉の羽目板を溝にはめてみる。
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【実の調製】

羽目板の上の実の部分を7㎜程度残して丸鋸で切断し、あとは鉋で上下の実を調整しながら削っていく。

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【組み上がった引き戸の枠】

羽目板が溝にはまって、左右に引き戸が動かせたら完成。これを式台の下に固定する。

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【固定した引き戸枠】

式台中央の引き戸枠の固定完了。

今日は時間があるので一番右端の式台下にも引き戸枠を固定する。
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【式台の右の端】

ここは大黒柱の手前まで続く。

長さを尺取り虫で計測して、角材を切断。
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【トリマーで掘った溝】

右側が深さ3㎜の溝、左側がさらに3㎜深く掘った6㎜の溝。

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【深さ6㎜の溝】

長さを合わせて切断した材料は、何処に、どちらの向きに使うかがわかるように記載しておく。節の位置とかを考えて木取りしているのでこれが結構役に立つ。

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【枠右下の切り欠き】

枠の右下にくるところの土間が10㎜ほど高くなっているので、枠の方をその分だけ切り欠いておく。

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【固定した右端の引き戸枠】

これで長式台の下の開口部全てが引き戸で開閉できるようになった。

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【今日の作業成果】

引き戸は開口面積を自由に調製できるので具合が良い。光と風が通るだけで防蟻対策にもなるし、大黒柱や床下の構造体に防蟻剤を塗布するのも容易にできる。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。