床仕上げ材張り

今朝、食時中にテレビの星占いで今日の運勢が良いと聴いていたら、突然携帯の着信があった。

見ると寺本棟梁からだ。「今日これから行くで」

待ちに待った棟梁が現場に登場だ。

あわてて支度をして、棟梁より早く現場に着き、雨戸を開けて到着を待った。

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【マルチツールを使う棟梁】

ほどなく棟梁が到着され、現場内を一周し現況の確認をされた。

今日は床の仕上げ材の張り方を教えてもらう。

どこから張っていくかを話し合い、まずは縁側から張ることになった。基準になる墨を棟梁が入れて、仕上げ材を入れるための柱の下部の処理から始まり、縁側の外側の柱間に仕上げ材を1枚入れて固定するところまでの作業を説明を聞きながら見学した。

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【棟梁が入れられた仕上げ材】

そのあと、屋内の他の部屋の作業を進める手順などを伺い、3時間程度の短い時間だったが内容は濃く、しばらくやることに困らない程だ。

ただ、理解できたのが70%程で、理解できていない内容もある。

まっ、「とにかくやってみます」と棟梁には答えた。

棟梁が現場を離れられてから、昼食を軽く済ませ、さっき見せてもらった作業をやってみることにした。

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【棟梁が入れられた墨線】

仕上げ材が入る枚数を考えて、張り始めと張り終わりの仕上げ材が同じ幅ぐらいになるように割り付けて墨線が入れてある。

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【自在スコヤ】

柱がねじれているので、それに合わせて仕上げ材の端を切断する。

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【屋内に向かって左側の柱】

柱間の長さに合わせて仕上げ材を切断し、墨線に実の雄を合わせて仮固定する。
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【屋内に向かって右側の柱】

サッシ枠が当たるので少し欠いて入れた。
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【根太の位置の印】

仕上げ材に根太の位置を印す。

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【墨線からサッシ枠までの幅】

根太の位置の墨線からサッシ枠までの幅を計測し、仕上げ材に印を付ける。

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【印を結んだ線】

付けた印と印を線で結ぶ。この線がサッシ枠の線になる。古民家は鉦も平行も出ていない箇所だらけなので、こんな作業が必要になる。

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【丸鋸】

上で付けた線に沿って丸鋸で切断する。

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【仮置きした仕上げ材】

墨線に仕上げ材の雄の先端を合わせ、丸鋸で切断した線とサッシ枠がほぼ一致していることを確認。

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【下地に塗った床用ボンド】

床用のボンド(床職人)を根太の位置、両端、に塗り、仕上げ材を置く。

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【フロア用タッカー】

肩幅4㎜で長さ38㎜のフロア用タッカーを仕上げ材の実の雄の根太の位置と両端に打ち込む。

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【仕上げ用タッカー】

サッシ枠側は仕上げ用のピンネイル35㎜を打ち込んで押さえた。

なんとか納まった。

電動工具の大活躍。使う工具が増えると現場との往復の荷物が増えるが、やはり未熟な腕を補って余る物がある。

時間はかかるが大事な箇所で、慎重に作業を進めたいので今日はこのへんで終了。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。