長式台の造作

今日は朝から一日中雨の予報。こんな日は現場に行ってもやる気スイッチが入らないので現場に行くのはやめようかと思ったが、先週も現場に行っていないので見回りぐらいはやろうと行くことにした。

ところが、車をうちのも使うので現場まで送ってもらったら迎えが来るまで現場を離れられない。

一日中現場でボーッとするわけにもいかず、ずっと気になっていたのに手が付けられずにいた長式台の前面に引戸を入れる作業をやった。

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【手書きの図面】

35㎜角の野縁で枠を作り、130㎜幅の杉の羽目板の実の部分を利用して引戸にする。

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【横幅を測る尺取り虫】

210㎜に切った角材を縦に入れて、左右に入れた角材間の距離を尺取り虫で計測。

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【溝を掘るトリマー】

切断した角材にトリマーを使って深さ3㎜で幅6㎜の溝を掘る。

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【深さ6mmで掘り下げる】

敷居になる側は深さ3㎜で良いが、鴨居になる側は深さ3㎜で溝を掘った後に、さらに3㎜深くして6㎜の溝にした。

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【仮組みした枠】

上下の角材に溝が掘れたら210㎜の角材と合わせて枠を作り、掘った溝に合わせて羽目板の実の部分を入れて引戸を仮組みした。

羽目板の動きを確認しながら上下の実を鉋で削り上下の幅を調整した。

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【組立てた引戸】

引き戸の動きも問題ないので、枠をビスで固定して組み立てた。羽目板には両端に指を掛けるための溝をトリマーで掘っておいた。

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【固定した引戸】

解体前の式台の下にも引き戸があり、中に小物が収納してあった。今回は収納目的というより、換気口としてや床下の点検口として開閉できるようにした。

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【引戸枠の下部】

枠の下部はコンクリートの土間から少し浮かせてある。これで、土間の湿気を直接吸い上げることはないだろう。

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【今日の作業成果】

トリマーを使った作業は今回が初めてだったが、ことのほか上手くいった。

もっとも、今回の作業箇所は棟梁が作った構造下地なので基準にできるものが明確だったからだ。

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【残りの作業箇所】

長式台の開口部は3分割されているので、残り2箇所も同様に引き戸を組み立てて固定するつもりだ。

雨のために屋内に閉じ込められた感があったが、そのため作業に集中することができた。昼食をとるのも忘れていて、気が付いたら14時を過ぎていたぐらいだ。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。