思わぬ滝巡り

今日はうちののご要望で岡山の岩井の滝に行くことにした。

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【岩井の滝】

 目的の滝の所在地は岡山県苫田郡鏡野町上齋原で、自宅から2時間数十分。自宅を出てから姫路バイパス経由で龍野福田まで、バイパスを降りて国道179号を北進し、揖保川を渡って右折。新宮三差路交差点を左折し、栗栖川沿いを北進。

佐用町に入ってから上町の交差点を右折し国道373号に入る。佐用川沿いを北進して中国自動車道佐用ICから高速道に入り岡山方面に向かう。

最初から中国自動車道を走ってもさほど時間が変わらないので佐用方面まではいつも一般道を走っている。

中国自動車道院庄ICで高速を降りて国道179号を北西に進み、奥津湖畔を左に見ながら奥津-上齋原バイパスをさらに進む。道の駅奥津温泉を越えて、さらに北進。途中国道482号に入って岩井の滝の表示にを右折する。

後は1本道で駐車場まで。院庄ICから約1時間。

駐車場に近づくと「熊に注意」の看板。途中にすれ違う車もなく他に観光客がいなかったら本当に熊に注意しないといけないと思った。

ところが駐車場に着くと10台程度の車があり、心配はなさそうだ。


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【滝までの遊歩道】

駐車場から滝までは約300m。ウッドチップが踏み固められ階段状でなった遊歩道で大変歩きやすい。


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【岩井の清水】

 途中に、子宝の水や美と健康の水として知られている名水「岩井の清水」があった。

 

岩井滝と名水100選「岩井」

 中津河の山並みを「通り岩」と称する安山岩が南北に連なり、鳥取県境まで約25km続いている。岩井滝は、通り岩の一部で岩盤が突き出て岩屋を形成し、不動明王が祀られており、数少ない裏見の滝の一つです。

 むかし、この地に住んでいた忠左エ門は、子宝に恵まれなかったので、岩井滝不動に願掛けをし、お告げによって「岩井」の水を21日間飲んで念願の女の子を授かり、美しく成長して養子を迎え、家業の木地挽(木工)によって長者になりました。

このことから、娘が生まれた7月10日を岩井滝祭りと定め、「岩井」の水は美と健康・子宝に恵まれる水として語りつがれています。

 なお、この場所は中津河山国有林氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されています。

                      鏡野町 上齊原

                           (現地 案内看板より)


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【岩井の滝手前の橋】

 渓流をまたぐ橋が見えてくると、やや上の方に滝も見えてきた。
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【岩井の滝】

 滝の上部は棚状になった岩で、そこからすだれの様に流れ落ちる滝だ。
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【滝の裏側】

さらに登って滝の裏側にまわってみると岩屋の中に不動尊が祀られていた。
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【横から見た滝】

 滝の水量は多くも少なくもなくちょうど良いぐらいだった。夏ならもう少し水量があった方が涼しく感じられるかもしれない。
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【裏側から見た滝】

 滝の裏側にまわることができるので、数少ない裏見の滝と言われている。

滝を様々な角度から見た後、遊歩道を下る途中の両側の木々や岩の緑も綺麗で、深呼吸をすると大量のマイナスイオンが体内に吸収される感じがした。
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【羊の顔に見える岩】

 スマホを構えててにわかカメラマンになったうちのが、目の前の苔むした岩が羊の頭に見えると言った。確かに口元や目、角まであるように見えてくる。

youtu.be【遊歩道沿いの渓流】

滝から下流にあたる渓流が横を流れているが、水の流れる音もまた心身に染み渡るようだ。
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スマホカメラマン】
木々の木漏れ日や周囲の様々なものが、うちのにはいろんなものに見えてくるらしい。夢中で被写体にスマホを向けて切り取る景色を楽しんでいる。

来て良かった。

車に戻ると12時過ぎ。昼食をどこかでとることにし、付近の食事処を検索したが、ここから1時間ほど戻ればいつもの佐用町の古民家ダイニング道満さんに行くことができるので、道満さんに向かうことにした。
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【古民家ダイニング道満】

道満さんの駐車場に車を止めて、綺麗に整備された母屋までの誘導路を歩いて店内に入ると、いつものご夫妻が明るく迎え入れてくれた。
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【ハーフ&ハーフ】

いつものオリジナルカレーを頼み、 うちのはドライカレーとオリジナルカレーのハーフ&ハーフを注文。定番の変わらぬ美味しさだった。

店内でうちのの知人と出会い、その知人から近くに飛龍の滝があるから寄って帰ったらと言う提案に乗っかることにした。思わぬ滝巡りになった。

向かう飛龍の滝は佐用郡佐用町櫛田で、帰路方向なので一般道を30分程度走行。駐車場に到着。
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【飛龍の滝の駐車場横の滝】

 ここはNHK大河ドラマ軍師官兵衛」タイトルバックになったので当時はかなりの人が訪れたと思うが今はひっそりとしている。

 

飛龍の滝

仰ぎ見る木の間の空に虹たちて

     瀧のしぶきに濡るるもろ袖

 とも詠われているこの飛龍の滝。遊歩道(約90m)をゆっくりと登ると、静寂の中にその凛とした姿を少しずつあらわします。

 四季折々の風情があり、特に冬の極寒時に時折見せる、凍てつく滝の美しさは、神秘的で見る人を魅了します。

 ここ飛龍の滝でマイナスイオンをたっぷり感じてください。

                             佐用

                            (現地 案内看板より)


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【飛龍の滝】

遊歩道を歩くとすぐに滝は見えてきた。

 

県指定文化財 飛龍の滝及びその周辺

指定年月日 昭和62年3月24日

所有者・管理者 櫛田地区

 この滝は三段よりなり、下部は落差4メートルの小滝が二段をなし、上部はやや離れて位置する落差16メートルの大滝である。滝周辺の地質は斑れい岩よりなり、滝水の落下する岩盤も美しいが、周辺の林は、千種川中流域の潜在植生や植物分布の指標となるまれな植物の宝庫ともいえる。

 水が岩盤上を変化ゆたかに落下する瀑布と附近の自然植生が一帯となって荘厳優美な景観を保っている。

平成4年11月

                         兵庫県教育委員会

                           (現地 案内看板より)


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不動尊

 滝の向かって左側の不動尊には龍が見える。
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【飛龍の滝 全景】
なかなか良い滝巡りになった。
駐車場に戻り一般道を相生まで走り太子龍野バイパス、姫路バイパスと走って帰路についた。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。