多可町の古民家訪問

今日は多可町に移住、いや、お仕事の関係で居住地を転々とされていたので定住されて、住まいながら古民家改修を始められた方にうちのと一緒に会いに行った。

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【訪問したお宅】

約束した時間に現地に着くとお留守だったが、ほどなく奥様が戻ってこられた。近くの畑で作業をされていたとのことだ。ゆったりとした口調で品のある奥様だ。

そしてすぐ後を追うようにご主人がトラクターに乗って戻ってこられた。乗られている中古のトラクターは型こそ古いが、丁寧に使用されていたのか塗装の状態も良く、古くささがむしろ貫禄さえ感じさせる車体だ。

ラクターから下りてこられたら丁寧に挨拶をされ、ご主人もまた感じの良い方だった。

農作業のお忙しい季節に時間をとってもらって申し訳なかったが、さっそく母屋の中を案内いただいた。

建物はうちの現場と同じ茅葺きにトタン板を被せた状態で、屋内は和室が4部屋、玄関土間と広い土間の炊事場と風呂と風呂の横に脱衣場だろうか、床が落ちた小さめの部屋があった。

築160年で、25年ほど空き家状態だったとのことだが、目立った雨漏りはなく、畳の間の床が下がっているようなところもなく、柱もすぐにわかる蟻害もなさそうだ。

なにより、昭和40年代の中途半端な改修の手が入っていないのが良い。

炊事場にはお竃さんがあり、窯の大きさからは当時の住人の人数が少なくなかったことがわかる。

流し場はタイルで作られており、これも中途半端な時代の流し台ではないので趣がある。個人のお宅なので画像をアップできないのが残念だ。

ご主人は母屋を可能な限り現状の雰囲気を残す改修にし、将来は民泊等も視野にいられているそうだ。かなり面白そうな空間にになると思う。

ご主人から屋内を案内してもらっている間に、うちのは奥様に畑のハーブの説明を聞いていた。やはりプランターや植木鉢と違い地植えのハーブ達は元気が良い。うちの現場にうちのがハーブを植えることを考えてくれれば、私の今日の目的の一つは達成できた。

途中、多可町定住コンシェルジュの方が多可町への移住を検討されている若い方を連れてこられた。多可町は物件が不足するほど移住希望者があるそうだ。

今回訪問したお宅は、古民家改修で定評がある多可町の工務店さんが入られるそうで、さらに魅力的な古民家になるだろう。

あまりの居心地の良さに長時間話し込んでしまい、奥様が大切に育てられているハーブのお土産までいただいて現地を後にした。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。