簡単な木工作業

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【霧に浮かぶ善防山城趾】

今朝の現場周辺の山々の裾野が霧につつまれていて、現場から見える善防山城趾がなかなか良い感じだ。

城趾からだと雲海のように見えたかもしれない。

で、今日はちょっとした工作を頼まれたので現場に出かけた。

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【野縁材の組み立て作業】

頼まれたのはこれ。野縁材を組み立てて箱型のフレームを組み立てるという作業。

まぁ今後の作業の練習にもなると思い引き受けた。

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【クランプを使った固定】

以前、こんな作業は手で持って固定してインパクトでビスをねじ込んで組み立てていたので、人に持ってもらわないとできないような箇所もあったが、クランプなどの治具を使えば人の手も必要ないし、手で持って固定しての作業より組み立ての精度も上がる。

さらに、ビスをねじ込む前に下穴を開けておくと言うのも以前では考えられない。

これまで自宅で木工作業をやると、電動工具の音や、木粉の飛散等も気にしながらの作業だったが、作業環境の整った現場だと本当にやりやすい。

さぁ、後は腕を磨いていくだけだ。

こんな雑なブログを最後まで読んでいただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったらまた見てやって下さい。

新年初作業

今日は新年の初作業。

現場には一乗寺に初詣のときに寄ったが、昨日の土曜日は本職の出勤日のため作業ができず今日になった。

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【キッチンエリアのレベル確認】

年末に棟梁からいただいた課題をクリアしないといけないのだが、どうもキッチンエリア北側の基礎部分をどのように作るかがスッキリ決まらない。

そこで今日はレーザー墨出し器を現場に持って行き、キッチンエリアの床面をどの辺りにするかを考えてみた。

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【キッチンエリア東側の基礎部分】

上の画像の右側の基礎部分の高さにそろえていくと仮定して、周囲のレベルの確認をした。

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【キッチンエリア北東の角の基礎部分】

上の画像の右側の基礎部分は高さを上げないといけない。

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【キッチンエリア北側の基礎部分】

上の画像の中央部分に通気孔を作りたいので、このラインの下に400㎜×200㎜の通気孔が入るように基礎を作りたい。

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【キッチンエリア北西の角の基礎部分】

上の画像中央の柱2本は残すのかどうか棟梁に確認をしてからの作業になる。

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【キッチンエリア西側の大引き】

上の画像の左上が西側の部屋の大引きなので、中央の柱のグリーンのラインの上にキッチンエリアの大引きがのるとしたら、その上に根太と床下地と仕上げの床板がくる。

となると、西側の部屋の床の高さとキッチンエリアの床の高さの差は根太1本分ぐらいか。これでは一番危ない段差になりそうだ。床下の地面との高さは通気性を考えてこれぐらいは確保したいし、どうするかなぁ。

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【キッチンエリアの屋根】

それから、この辺りの雨漏りが未だに酷いので、茅葺きの屋根の下からブルーシートを差し込んで、下屋根のブルーシートの上に垂らしておいた。今週の水曜日、木曜日と雨が降りそうなので少しでも雨漏りを防げると良いのだが。

さぁ、次の週末は課題を一気に片付けたい。

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2020年 古民家再生今年の目標

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【代わり映えしない外観】

明けましておめでとうございます。

今年もこんな雑なブログを覗いていただき有り難う御座います。
雑は雑なりに頑張って書き続けてみるんで、良かったら今年もまた見てやって下さい。

さて、年頭にあたり1年間の作業の目標を記載してみたいと思う。

とは言っても昨年の年頭に記載した三つの目標がまったく進んでいないので、今年の目標は昨年同様以下の三つを継続目標とする。

 

1)まずは屋根の補修から。①軒桁の補修。②垂木の補修。③屋根下地。④屋根材施工 とプロの手助けが無くてはできない作業ばかり。

2)次にキッチンエリアの床の施工。まだ床の仕上げをどうするか決めていないが、床を仕上げてキッチンの最低限の設備を設置したい。

3)電気の配線工事。玄関土間からキッチンエリア、トイレ周りの電気配線工事をしないと設備機器が使えない。

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【善防山】

1)については、棟梁が年明け早々に現場に入ってくれる予定なので、すでに年末に棟梁からもらっている課題を早々に片づけておく必要がある。

2)についても、1)の作業と合わせて棟梁が現場に入ってくれている間に作業手順等を聞いておいて、屋根の作業の進捗を見ながら準備を進めていきたい。

1)と2)が進めば3)にも取り掛かることができる。

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【現場から一乗寺参道横の砂防ダム

さぁ、今年こそは湯茶のサービスができるようにを目標に頑張ろう。

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【現場から一乗寺までの参道途中の山門】

 

 

 

 

2019年の総決算


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【何年振りかで掃除した水槽】

いよいよ2019年も終わる。

昨年の大晦日と同様に今年の総決算をやってみた。

年頭に立てた目標が下の3つ。

1)まずは屋根の補修から。①軒桁の補修。②垂木の補修。③屋根下地。④屋根材施工 とプロの手助けが無くてはできない作業ばかり。

2)次にキッチンエリアの床の施工。まだ床の仕上げをどうするか決めていないが、床を仕上げてキッチンの最低限の設備を設置したい。

3)電気の配線工事。玄関土間からキッチンエリア、トイレ周りの電気配線工事をしないと設備機器が使えない。

なんと、どれ一つとして完遂していない。

言い訳になってしまうが、お付き合いいただいている棟梁の手があかず、1)の項目が全く進まなかった。

したがって、2)、3)の項目も進まなかったというわけだ。

年明け早々に棟梁が現場に入ってくれるとの事なので、来年は頑張って目標を達成させたいところだ。

 ただ、全く進捗がなかったというわけでもなく、トイレが使用できるようになったり、田の字の4部屋の床下地が張り終えられたりしていて、作業環境がそれなり整いつつある。

そこで、古民家再生を始めてから現在までの支出を整理してみた。

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【2015年4月から現在までの支出】

昨年の暮れにも同様の支出の整理をしていたが、今回は分類を少し変えてみた。

まず、①は純粋に再生に使用した材料。②は道具や設備、備品等で再生後の利活用時にも生きてくるものの支出とした。

それらに反して、③は作業途中の段取り上必要になっている仮設資材や消耗品で、再生当初は可能な限り抑えたいと考えていたが、使い方によっては作業の効率を良くする場合もあるので、最近では少し考え方が変化してきた。

ただ、それにしても、ブルーシートにかかった費用は安価なもののわりには消費している。やはり屋根を急がないといけない。

さらに④は本職さんの手を借りたり、物を借りたりした費用で、この費用の割合は徐々に少なくしていきたい。

また、⑤は自治体や関係各署への支払いに使ったもので、これらについては、再生作業を全て本職に任せても必要な費用だ。

そしてこの一覧に記載していないが、現場に何度も足を運んでくれて、一緒に作業をやってくれたり、様々な助言をいたたいた方々の費用は本当にプライスレスだ。

いつも記載しているが、古民家再生作業は人と人とのつながりがあってこそ成り立っている。

来年も多くの方々に助けられながら一歩一歩改修を進めていくので、良かったらまたこのブログを見てやって下さい。

1年間本当に有難うございました。

キッチンエリア北側の解体

今日は朝からぱっとしない天気で、気温も低めなので、現場に着くとすぐさま薪ストーブに火を入れた。

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【ピザを焼いてる薪ストーブ】

今日はいつものフロイデさんがご子息を連れてきてくれたので、薪ストーブの火の番をご子息に任せて我々は作業に集中することに。

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【キッチンエリアの北側】

今日はこの壁下地の解体作業をやることにした。まずは壁面右下のステンレス板を取り外す。

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【ステンレス板の取り外し後】

この作業も得意のバールと金槌で打ち付けてある釘を抜いてステンレス板を取り外した。

続けて壁下地の板を取り外していくが、板を取り外した状態で長期間放置するのもなんなので、板の取り外しは年明けにするとして、その作業時に邪魔になりそうな配管類の除去作業を先にやることにした。

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【KIMOのレシプロソーと手鋸】

そこで今回用意したのがレシプロソー。三木のワークショップでお世話になった棟梁から以前勧められていて、先日、うちの棟梁からもレシプロソーの利用を勧められたので用意した。

通常なら好みのHIKOKI製を用意するところだが、ネットでの評判が悪くなく、価格は半額以下なのでKIMOになった。

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【切断したガス管とレシプロソー】

これも邪魔になっていたガス管をレシプロソーで切断してみたが、12Vのレシプロソーでパワー不足を感じることなく切断できた。

これで下地板の撤去時に邪魔になるものはなくなった。

さらに、アルミサッシについてもいざ外そうとすると取り付けネジが回らなくて作業が止まってしまうことがあるので、これらのネジも緩めておいた。これで下地板の解体後にアルミサッシの取り外し作業も円滑に進められる。

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【北側壁の下の基礎石】

壁下地の解体後はこちらの基礎石の補強作業にかかるので、基礎石周りの確認もしておくことにした。

この基礎石、現状でも水平がきちんと取れていた。

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【基礎石の向かって左側】

この辺の柱を残すのかどうかは棟梁に確認しないといけない。

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【基礎石の向かって右側】

この辺りは基礎石がなく、通気孔の跡があった。ここはコンクリートブロックで基礎石と同様にしておく必要があり、新たに通気孔も設置しておく。

次回、現場に来るときには墨出しレーザーを持ってこよう。

例によって、今日もフロイデさんには別メニューの作業をお願いした。

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棟梁からの課題を一つクリア

今日は昨日棟梁からもらった課題に取りかかることにした。

課題は大きく区分して四つ。

一つ目。キッチンエリア東側の壁下地の撤去。

二つ目。キッチンエリア北側のアルミサッシと壁下地の撤去。

三つ目。キッチンエリア北側の基礎を造る。

四つ目。母屋北側の下屋の垂木の軒先側を1.5m程切り落とす。

で、今日は一つ目。得意な解体作業から。

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【キッチンエリア東側の壁下地】

この下地には分電盤が固定してあるので、まずはこの分電盤の移設から始めた。

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【移設した分電盤】

元の位置とは向かい合った壁面に移設。どうってことない作業だ。これで壁下地の解体に取り掛かれる。

解体作業は慣れたもので、大小のバールと金槌を持って脚立に上がり、胴縁や野縁で組まれた下地を外していき、2本立った柱材だけにして、柱材を倒してから土台を外して解体終了。

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【壁下地の撤去後】

解体撤去後の廃材は薪ストーブの燃料になる。元のキッチンエリア東側の壁下地を解体したので、改修後のキッチンエリアのスペース感がわかる。

これで課題を一つクリア。

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【キッチンエリア北側の壁】

次に取りかかる課題はこちら。またまた得意な解体作業だが、こちらはステンレス板が取り付けてあるのと、アルミサッシの取り外し作業が必要だ。

さぁ、次の週末も楽しみだ。

実は今日もフロイデさんが付き合ってくれていたが、フロイデさんには別メニューの作業をお願いしている。こちらについてはいつか記載することに。

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棟梁が来てくれた

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【北側の軒下】

久しぶりに棟梁が来てくれた。

棟梁は現場に着くなりあちこちを見回りながら、一つ一つ何かを確認しているようだ。

まずはこの母屋の北側の軒桁の補修が最優先だ。

そして棟梁から出された一つ目の課題が、この面の軒先の野地板を外し、軒先から残っている横架材の手前ぐらいで垂木を切断しておくこと。

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【キッチンエリアの東側の壁下地】

こちらの壁下地は柱も含めて上の構造体の荷重が掛かっていないので、次の課題はこれらを全て解体しておくこと。

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【キッチンエリアの北側】

さらにこちらは、アルミサッシを再利用できるように取り外し、こちらも壁の下地を解体する。

解体後は、現状ある礎石を利用して、礎石のない部分はコンクリートブロックで補って、型枠を組んでコンクリートで一体化しておく。室内側には膨らんでも良いが、外部側には壁下地面を超えて膨らまないように。(雨仕舞いを考慮)

合わせて、通気口を一カ所、ブロック1個分を開けておく。

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【縁側の端の柱】

さらにさらに、縁側の端の部分の横架材を解体しているので、横架材を入れてみるかって棟梁から言われた。

外して保管してある戻す予定の建具の高さを測って、鴨居の下からその長さ(5尺8寸)分だけ下に印を付けて、そこから仕上げの床の厚さ(5分)、下地合板の厚さ(4分)と下げた位置が横架材の天になるようにと、横架材の固定方法まで説明をしてくれた。

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【上の画像の柱と向き合う室内側の柱】

丁寧な説明を聞いているとなんかできそうな気がしてきた。

ところがこの面の柱3本の通りが直線になっていない。そう、柱が転んでいる。

「こりゃ、ジャッキアップして柱を起こさんといかんなぁ。」

やっぱりここは棟梁にお願いすることになった。

ただ、今後建具を戻したり、壁面を再生する時の納まりの考え方を教わったような気がする。

さてさて、次に棟梁は年明けの1月中旬頃に来てくれるそうなので、それまでに課題がどこまでできるかなぁ。

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